救急車の出動から帰署までの流れ

消防署の指令室で119番通報を受信します。通報者から場所と負傷者の状態を聴取します。
あせらずに、正確な場所と負傷者状態を知らせることが大切です。

通報を受信すれば現場に最も近い救急隊を選定し、指令を流して救急車を出動させます。
救急隊は指令書を受け取り、無線で傷病者の状況や発生場所を聴取しながら現場に向かいます。

救急隊は現場まで通報から平均6分程度で到着します。 救急隊が現場に近づいたら通報者は誘導してください。

救急隊員が傷病者の状況を確認し、 救急車内に収容してバイタル（意識状態、呼吸、脈拍、血圧、体温）などを測定したり、けがの処置を行います。　

救急隊員が傷病者の状況を無線で指令室に伝えます。
指令室では傷病者の状態に応じて病院を選定し、 病院の受け入れを確認します。
（救急隊が直接病院選定を行う消防もある）　

病院への搬送途上もバイタル測定を行ったり、患者がCPA（心肺停止）状態の時は、CPRを実施しながら病院まで搬送します。　

病院に到着後、傷病者の報告・引継を行います。
傷病者の状態によっては転院の可能性もあるので、しばらく病院で待機することもある。　

患者搬送後は、速やかに病院を離れて消防署に戻り、 報告書を作成したりしながら次の指令に対応できるよう準備して待機します。