トリアージについて


 

トリアージタッグの写真

 トリアージ(Triage )とは、災害発生時などに多数の傷病者が同時に発生した場合、 傷病者の緊急度や重症度に応じて適切な処置や搬送を行うために傷病者の治療優先順位 を決定することをいいます。
トリアージはフランス軍から生まれたものですが、現在は災害時に限られた人的、物的資源の中で、 最大多数の被害者に善意を尽くすためのものとして用いられています。
 災害現場では、死亡、重症、中等症、軽症とに分け、一人でも多くの救命を目標に行われる作業です。
トリアージは救急の原則と言われており、3つのT、選別 (Triage:トリアージ)、治療(Treatment:トリートメント)、 搬送(Transport:トランスポート)の3Tの一つです。


トリアージを行なうと以下のように判別されます。

タッグの色 観 察 状 況
軽易な傷病で、ほとんど専門医の治療を必要としない者
多少治療の時間が遅れても生命には危険がない者
直ちに処置を行えば、救命が可能な者
既に死亡している者又は直ちに処置を行っても  明らかに救命が不可能な者



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